フルクラム レーシング4 DBに交換して走ってみた|はじめてのホイール交換③

パーツとか

仕様も調べて、ホイール比較もやって、いざレーシング4DBの購入&取り付け&実走です。
※この記事時点での走行距離は1,000㎞少し超えたくらいです。関連記事は↓より。

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フルクラム レーシング4 DBの取り付け

なんか、新しく設置することを「インストール」って呼びますがちょっと慣れないので「取り付け」って言いますね。

スプロケ外し

現在のホイール(リア)からスプロケを外します。詳しくは「スプロケ 外し方」等で調べるなりなんなりどうぞ。

ローターの取り付け

僕のシナプスの初期ホイールは6穴タイプだったので、ローターを別途購入して6穴ローターをセンターロックに変更します。理由はこちら

フルクラム レーシング4DBのセンターロックは外セレーションタイプなので、6穴→センターロック化で別途シマノのローターを買った場合、ローター付属のロックリングは使えません。

購入したホイールに予めついているロックリングを使います。

こんな感じで締めます

締め付けて完了です。工具はスプロケ工具ではなく、ホローテックⅡ工具です。

スプロケ取り付け

レーシング4 DBにスプロケを取り付けます。詳しくは(略

完了!

完了です!簡単ですね!

僕はローターの取り付けで困ったので、ローター&工具の写真を置きたかったんです。

実走編 レーシング4DBを使った感想

端的に言って「やっぱホイール交換サイコー!」です。乗り心地がハッキリ変わりました。

巡航性能、剛性と速度域、セミディープの性能、ラチェット音、その他でまとめてみます。

巡航性能

ホイールを変えると巡航速度が3~5km/h上がる

とかはよく言われる話ですが、「そんな事なかった」などの話もあるので、マユツバかな、と思ってました。

結果、マジで上がりました。

ホイール変更前は100㎞走ったネット平均時速 (信号停車時のサイコン一時停止機能あり)で22㎞/h~、調子良くて24㎞/hくらい、たまに21km/h台にもなって「ああ、俺ってこんなもんか」と思ってた、という感じでした。

ホイール変更後は同じく平地100キロのネット平均速度ではまず24㎞/hを切る事は無くなり、大体25㎞/hくらい、調子が良ければ27㎞/hくらいまで伸びました。30㎞/hも見えてきそうです。

ネット平均とは言え100㎞を30㎞/hは一つの目標なので、見えてきたのはうれしい限りです。

具体的に実感としてあるのが、巡航中

ペダリングをさぼらなくなった

ってことに尽きると思います。
今までは100kmくらい乗ると疲れてきて、後半戦では

「コギコギコギコギジーーーーーコギコギコギコギジーーーーー」

って感じである程度回して休んで、ある程度回して休んで、の繰り返しだったんですが、導入後は

「コギコギコギコギコギコギコギコギジーーコギコギコギコギコギ」

って感じで乗り終わりまで漕ぎ続けるようになりました。1段軽くしても軽さは全然違うのに進んでる感が維持できるので、シフトチェンジもこまめに使い分けるようになり、「漕ぎ続けてるのに楽」という状態が維持できます。※しんどくなっても軽く回るので止められない、とも言います。

これは、重さというよりハブの回転性能なんでしょうか。
もしかするとセミディープの効果もあるのかも知れません。

ニュアンスとしては、「速くなった」というより「スピードが落ちにくくなって全体的な巡航速度の向上につながった」というのが表現として近いように思いました。

「変わらない」って人は距離が短いか(確かに20㎞、30㎞で分かる差ではないように思います。)、乗り方変えてないかじゃないでしょうか。

剛性と速度域

ホイールで言うところの「剛性」というのは、踏めば踏むほど速度になって答えてくれる「力の伝わりやすさ」と理解してます。合ってるかな。

これも数字で言うと、「平地で30㎞/hちょいで大変なのに35㎞/h以上出すなんてとんでもない」って感じだったのが、一瞬ですが平地40㎞/hも出せました。踏めば踏むほどスピードが上がる感覚は確かにあります。しんどいから続きませんが。

30㎞/h~35㎞/hの速度域でもある程度(10㎞くらい)は維持できるようになりました。しんどいから(略

「出し続けられるようになりたい」って思う速度域に届き、練習しがいもあるので、乗ってる楽しみが一つ増えました。

セミディープの性能

エアロ効果的な意味でのセミディープの恩恵は35㎞/h以上の巡航時に受けられるらしいので、ちょっとまだ未体験ゾーンです。感じるようになっても、比較対象が無いのでレビューは無理かと思います。

セミディープのお陰かどうか、向かい風には強くなった気がします。ちょっとくらいの向かい風なら30㎞/hには乗せにくいな、という感じで27㎞/h~で問題なく走れます。強い向かい風だと先に心が折れます。

あと、良く分かりませんが何故か、変更前の初期ホイール(Maddux2.0 リムハイト28㎜)より横風に強い気がします。前まではハンドル持ってかれてるなー、って感じる事が結構あったのが、変えてからはそうでもない。

レーシング4DBは35㎜なので、28㎜からの増7㎜を1週×2輪の面積って横風には結構な面積ですが、よく分かりませんがとにかくちょっとした横風には煽られにくいです。※もちろん強風の時はえらいことになります。

ラチェット音

爆音かな、と思ったんですが、最初は思ったよりとても静かで逆に驚きました。
部屋で回したらそりゃ聞こえますが、乗ってるときは意識しないと気づけないくらい。

でも1,000㎞くらい乗ってから少しずつ鳴り始めました。それでもまぁよく聞く爆音ってレベルではないです。きっとグリスなんでしょう。どこかでメンテにチャレンジしてみます。

(2019/03/24追記)2,000kmくらい走ってハブをグリスアップしました。やり方はどこにでも載ってるので書いてませんが、音の比較をアップしています。よろしければどうぞ。


その他

主にデザインです

僕はあんまりレーシーなデザインが好きじゃない(BORA ONEとかZIPPとか)ので、ZONDAとかキシリウム、コズミックよりこっちの方がデザイン的にも気に入ってます。

レベレイトデザインのフィードバッグにも合う

でもやっぱり主流じゃないデザインですよね。好き嫌いはあると思います。

正直、ちょっとロード乗りが多い場所に行くと浮いた気になります。そもそもディスクロードが少ない中で、さらにレーシング5もほとんど見ないのにレーシング4はけっこう目立ちます。

ホイール自体はとても気に入ってますし他の人と被らないってのも好きですが、そもそもが凄いホイールでもなくエントリーグレードなので、目立っても特に嬉しくもない。

でも街中にちょっと止めた時とかはめっちゃ合うデザインなので遠くから見てニヤっとできます。

まとめ

以上、フルクラム レーシング4 DBのインプレでした。
正直、お店で定価に近い価格でZONDA DBを買うならガマンして上のグレードに行った方がいいように思います(海外通販は別)。

でもレーシング4DB(または5DB)は価格が手ごろなので、ちょっとホイールの効果を試してみたい、って人にはコスパ最高です。


どうしてもリムブレーキタイプのイメージとグレードの感覚が先行するのでレーシング5ってのが微妙かもしれませんが、エントリークラスの中ではコストパフォーマンス抜群のホイール。 そこは間違いないと思います。

というか、5DBはリムブレーキモデルの5より軽く、レーゼロDBに迫る軽さなので、むしろラインナップがおかしいんじゃないだろうか。

5と4どっちがいいか、と言われると非常に困るのですが、価格的にも重量的にもそこまで大きな差ではないので、気に入った方を選べばいいかと思います。

僕は5じゃなくて4を選んだ事は、大満足しています。

デザインと、ロングライドが楽になった/巡航性能が上がった理由の一つにセミディープの影響もあるんじゃないか、と思いながら。満足ってそういうもんかと。

平地練習が楽しいので、頑張って練習して100kmのネット平均30km/hを達成したら次のグレードに進みます。


amazon、しばらく前からずっと在庫切れなんだよなぁ。 2月25日入荷確認しました。






終わり。

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