島ノ関「最後にカツ」のキングトンテキと、ライド&トレイルウォークin牛尾山

ライドログ

ジョギングで平日カロリー収支プラマイゼロを狙う計画で、トレランシューズを買いました。

デブが走る上での膝痛対策がメインの目的ですが、それなりにいいお値段の買い物、折角の性能をデブの膝痛対策だけで使い切るのは忍びないのでトレイルにも行ってみたい。(走るとは言ってない)

ということで色々調べた結果、2020年1月10日、トレイルデビューして来ました。さすがにトレランシューズ、思ったよりずっと楽しかった!(走ったとは言ってない)



さて、トレイルといっても様々、色々調べてみると北摂や生駒など、ほど近くにもトレイルコースはたくさんあるようです。思ったよりずっと流行ってますね、トレイルラン。

ダイエットなので当然現地まで自転車で行くことになる訳ですが、山に入る1時間以上もの間、まばらに人通りがあるレベルの登山口(周囲を伺いながらじっくり窃盗作業ができる場所)に自転車を置いておくのはさすがに嫌です。

で、色々調べていると山科にある「牛尾観音 法厳寺」が、お寺のすぐ脇から登山道が出ているとのこと。

お寺と言っても、例えば勝尾寺みたいなロードバイクだらけのお寺なら盗難目的のふてぇ輩もいるかもしれませんが、山科の奥の山寺ならまぁ盗み目的で来る人もほぼいないでしょう。寺務所そばにでも止めさせてもらえればだいぶ安心です。

もちろん駐輪させてもらえるかどうかは要相談ですが、ダメなら諦めればよろしい。

自宅から山科までは平坦ベースで50㎞もない距離。ダイエットにはもうちょっと乗っときたいかな・・・。ちょっと遠回りで大津まで行くと未回収のお店がまだまだあるので、琵琶湖タッチして戻ってくるルートに決定です。

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先にデカ盛り。 「最後にカツ」キングトンテキへ

ただでさえ自重があるのに先に登り前に重量増せんでも・・・。とも思いましたがトレイルの負荷が未知数なのと、牛尾観音までの道のりが激坂らしいので終わってからだと行く気にならないかも知れません。なので先行してデカ盛り巡りをすることにしました。

サドルバッグにトレランシューズを突っ込んで

京田辺から宇治川ラインを越えて

琵琶湖にタッチ。めちゃいい天気。絶好のトレイル日和です。

そのまま島ノ関にある「最後にカツ」さんへ。予め知ってないと絶対見落とす、塗装が剥げて店名も読めない店構え。

これでお客さんが来るんだからある意味目印かも知れませんね。

開店後間もない時間なので僕の他お客さんは1名。券売機で注文してしばらく待つとやってきました、キングトンテキ(400g)。なかなかのビジュアルです。スキレットは22cm?24cmでしょうか?でけぇww

トンテキと言えばみりんと醤油ベースの甘辛こってり系のソースが定番ですが、こちらはややあっさり目の甘辛タレにウスターソースが入っていて、スライスしたニンニクの風味にソースの酸味が効いたとても食べやすい味付け。しつこくなく、いくらでも食べれるやつです。

豚肉も「めっちゃウマい!」って程ではないですがパサつかず柔らかい目でしっかりと旨味もあり、おいしいお肉。ご飯おかわりし放題だったらしいですがあっさり完食。まぁ400gやしね。

とても美味しかったです。フライガーリックがあればなお嬉しかった。

卓上に目をやると何やらB級臭がプンプンするメニューが。右2つは割と丁寧に書かれてるんですが他がヒドい(誉め言葉)。

今日頂いた「伝説のトンテキ」は、これから伝説になる(つまり今は伝説ではない)伝説のトンテキ。ほぼ詐欺じゃねーかw美味かったけどwww

一番左、「至高の至福」つまり海原雄山先生もヘヴン状態になる「至高のトンたらこ」。至高は既に最上位で唯一無二の表現のハズなので深く考えるほど意味不明の重言表現です。さらに全くモノがイメージできず、説明テキストの体を成してません。

名物の肉カレーに至っては「これヤバいです」とか。名物なのに語彙力が欠落、説明を諦めた有様です。

何だこれw右2つ考えて飽きたんでしょうかね。

こういうの大好きです。ステキ。

店内滞在は30分も無かったと思いますが帰る頃には満席になっていて、常連っぽい人はほとんど肉カレーを頼んでたり横に座った人が頼んでた肉吸いがめっちゃウマそうだったり。再訪確定ですね。

音羽川沿いの激坂、通称「懺坂」で悶絶、というか押す

さて、お店を出て定番の軽量化現象が発生して長時間休憩。琵琶湖には用は無いので湖岸に触れる事なく戻りましょう。

水の流れていない琵琶湖疎水を眺めて

小関越をタラタラと登って

山科でちょっと迷って、音羽川(牛尾観音参道入口)に到着です。

さすがにかの「路面と勾配」さんには載ってましたが(北摂じゃないのはご愛嬌)、あまりここを取り上げたブログなどは見当たりません。その北摂ひっそりさんをして「かなりの激坂」と言わしめる激坂エリア。

坂はクソながらすごく気持ちいいところでした。

ちなみに、牛尾観音で盗みを働いた人が途中で動けなくなり、「観音様のお告げか!?」と牛尾観音に引き返して改心した由来から「懺坂」(ざんざか)という別名があるそうです。懺坂46とか作ってほしい。仮面系で。

この懺坂、最初は勾配も緩いんですが(つっても10%近くにはなる)、

この小屋を過ぎて路面が赤くなるあたりからがアウト。部分的には20%なんてレベルじゃない気がします。ちょうどいいのでこの小屋でトレランシューズに履き替えました。ええ、ハナから登りきるつもりなぞございませんとも。

しばらく頑張りましたが、

すぐアウト。

自転車の止まり方(斜めっぷり)おかしいよね

そしてアウト。

小さくてきれいな滝だらけの清流で、たまに鹿威し的な造作もあってなかなかに風情があります。

見映えがいいので撮影を言い訳に脚つきまくり、トレランシューズなので岩場に入ってこんな写真も撮っちゃう。

この辺からはもう諦めて押し歩きです。今日はトレイルが目的なのだ。

↑の滝を夫婦滝というらしいです。他にも色々〇〇滝がありました。

この夫婦滝、引いた写真にすると横はもちろん激坂。延々こういう滝の流れなので、脇を走る道の斜度は推して知るべしです。

でも北側斜面なので、夏に来るとめっちゃ気持ちいい気がするなぁ。また来たい。

半分近く歩いてますが、とりあえず登ったどー!押してもキツかった!

さらに奇妙な路面の激坂区間を越えて(もちろん歩き)

入口の反対側から撮影

やってきました牛尾観音

寺務所でしばらく自転車を置かせてほしい旨お願いして(快諾ありがとうございます!)、いざトレイルへ!

走れないデブのトレイルウォークと牛尾観音

入口の写真撮り忘れましたが、入口そばの脇道から登れるようになっていました。

なかなかに高低差もあり、ガチの登山ってほどではないかも知れませんがハイキングコースと呼ぶにはちょっとキツいちょうどいい感じの登山道。

いや、こんなん走るん絶対無理やん!

トレイルランというには無理があるので、トレイルウォークです。ハイキングではないと信じたい。

たまにタタタッと駆け上がっても(傍から見たらそんな軽やかなもんじゃないでしょうが)、10歩も進めずバテる。

駆ける、バテる、歩く、歩く、歩く。駆ける、バテる、歩く、歩く。の繰り返しなんですが、何だこれ、めちゃくちゃ楽しいぞ!

多分、トレランシューズ「Cloudventure」の性能なんでしょう、むき出しになった樹の根とか、割と大き目の石の表面とかゴツゴツしてて滑りそうなものなんですが、グリップが凄く、ちょっとつま先を掛けた所からガシガシっと踏みしめて登っていく感じがとても心地いいです。ただ歩くのとは違う、すごい冒険感。

ちゃんと駆け抜けられたらすごい脳汁出そう。時間も距離も短かったですが、新鮮な感動でした。

ここ走って木のトンネルはいる時とか超気持ちよかったです
近江大橋がチラッと見えました。パノラマ台??というそうです??

下りもスピード出してみたんですが、体重を支えないといけないせいか下りでもすぐバテる。けど楽しい。これは、ちゃんと痩せて装備整えてまたチャレンジしてみたい。(痩せなくてもまた来そう)

無事牛尾観音まで戻ってきて、寺務所の方(多分住職さんではなく管理人的な方だと思う)にお礼がてら少し歓談。

と、この牛尾観音、実は京都のかの有名な「清水寺」の本元という驚きの寺社でした。

清水寺奥之院 山科牛尾山

・そもそも、開祖 延鎮が「金色の水流」を辿ってたどり着いたこの寺の「清水」が清水寺の名前の由来
・征夷大将軍 坂上田村麻呂が牛尾観音の境内で鹿狩りをしてしまい、延鎮に殺生の罪を説かれてこのお寺に帰依し、自宅を本堂として寄進したのが今の清水寺。
・弘法大師も修行した(また貴方ですか・・・笑)

という事らしいです。へぇ~。

ってちょwww坂上田村麻呂とか超有名人やんwww清水寺が自宅やったってどんだけセレブやねん田村麻呂www麻呂wwwwww

まさかの有名人&名所の由緒に驚愕。もっと注目されてもいいんじゃないの?さすが山科。

リアル「清水」金生水。蛇口から出たけど、ちょっと甘みがあるような?気のせいのような?
弘法大師のありがたーい書。「普門閣」と書いてあるらしい

そのほか、護摩堂とか滝行の施設見学させてもらったりホラ貝吹かせてもらったり。なかなか興味深い時間でした。

護摩堂。あのメラメラ燃えて護摩祈祷するやつ。なんか色々濃い。
滝行場。申し込みすれば誰でもできるそうです。
ホラ貝。上手に吹けました!

あと、今日行ったトレイルの「パノラマ台」は名前詐欺らしく、途中の分岐で反対方向の音羽山側に行ったら完全パノラマだったそうです。ぐぬぬ。

トレイルで脚パンパン(前回の277㎞より全然キツい)になったのもあって、帰る頃にはすっかり暗くなってしまいましたとさ。ヘロヘロだったんで写真ありませーん。

ログ

トレラン(ウォーク)、またやりたいけどダイエット中は自転車移動を徹底したいので、安全に置ける場所となるとまたここかなぁ。他にどっかいいところあるかなぁ。(痩せろ、と。






終わり。

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